一世風靡 ナツカシモノ おもちゃ・玩具編
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ミニ四駆



当時の人気ぶり・・・
株式会社タミヤがマニアック傾向にあるラジコンやプラモデルを、もっと手軽に楽しめるようにと売り出されたのがミニ四駆です。一切の接着剤を使わずに、子供の小遣いくらいでも購入できることをコンセプトにしており、1982年にその原型であるコミカルミニ四駆が発売されました。しかし、もっと速く走らせたいというユーザーからの意見が多数あり、レーサーミニ四駆と言うハイスピードを意識したシリーズが売り出されました。そして、グレードアップパーツを発売したところから一気にブームが訪れ、全国でミニ四駆の改造を行う小学生で溢れかえりました。モーターやギア、シャフトなど最良の設定を求めて子供達がプラモデルショップなどに殺到し、新作が出るとすぐに売り切れになってしまうような状態が各地で起こりました。開発の上での問題点も、子供達の想像力や発想力などで次々に改良が繰り返され、新たな新商品も次々に発売されました。1988年にはミニ四駆のジャパンカップなども行われ、出場枠は中学生以下でしたが大人も一緒になって子供のミニ四駆の改造に加わるなど、もの凄い盛況ぶりをみせました。ダッシュ!四駆郎という漫画が子供に人気の漫画雑誌に掲載されてからもさらに人気が高まり、当時小中学生の男の子であれば誰もが一度はミニ四駆に触れたことがあるのではないでしょうか?

現在の状況(その後)
2〜3年の間はもの凄い過熱ぶりをみせたミニ四駆でしたが、人気の衰えるのも早かったようです。全盛期には誰もが速さを競っていたため、正規品以外の怪しげなモーターが発売されたり、過度の改造により本体が耐えられずに破損する等の事故が発生する程でしたが、大会などでの規制なども強まり、歯止めをつけないと無茶苦茶になってしまうような状態が続きました。そして当時小中学生だった子供達が、大きくなっていくにつれミニ四駆を離れていき、その後広まった家庭ゲームや携帯ゲーム機におされ、新たなユーザーを獲得できなくなったことから人気の低下は避けられない形となってしまいました。94年頃には爆走兄弟レッツ&ゴー!!と言うミニ四駆の新シリーズを題材にした漫画やアニメが登場し、新たなヒットを打ち出しましたが、漫画の掲載やテレビアニメが終了すると共にそのブームも去ってしまいました。しかし今現在でも根強いファンも多く、イベントなども開催されているので、まだまだ目が離せないですね。



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