| 80年代のファッション界は、DCブランドの時代でした。DCとはデザイナー&キャラクター・ブランドの略で、大手のアパレルメーカーでは作れないような、デザイナーの個性が全面に出た商品を企画生産販売する事業のことを指します。DCブランドを出していた会社の設立は70年代から始まっていましたが、話題性のある売り場や雑誌「an
an」などに商品を露出することで若者達にその存在を浸透させ、事業を拡大させていき、80年代に入り人気を不動のものとします。代表的なブランドは、「ワイズ」や「コム・デ・ギャルソン」などです。DCブランド興隆の背景には、80年代に入りバブル期が始まろうとしていた時代、若年層でも自由に使えるお金が増えてきて、ファッションにお金をかけられるようになったということがあるようです。DCブランドブームの最中には、全身を一つのブランドでまとめる若者も増えていきます。どこのブランド、どのデザイナーのものを着ているかが、着る人の個性、自己主張となったのです。 |